出世して管理職になることを望む人もいるけど、僕は興味がないな。
気楽に働きたいけど、これから会社の中でどうなるかな?
できれば、仕事よりプライベートを充実させたいんだけどな。


結論から言います。
管理職になりたくないなら、自分の得意な専門分野で働くべきです。
管理職にならずに、自分の使命と思える仕事をすることで、人生の満足度が上がるからです。
この記事を書いてる僕は、大学を卒業し地方の中小企業に就職しました。
20代のうちから課長職を務め、40代になった今では部長職を務めています。
管理職になりたがる人、管理職を辞める人、多くの人を見てきましたので、記事の信頼性に繋がると思います。
そこで今回は、管理職になりたくない理由と管理職にならずに自分らしく働いてプライベートを充実させる方法を紹介していきます。
本記事で解決できるお悩み
- 管理職になりたくない理由とは?
- 管理職にならずに楽に働きたい
- 管理職にならずにプライベートを充実させたい
この記事を読めば、管理職にならずに自分らしく働く方法を知ることができます。

管理職になりたくない3つの理由

役職についていない20~50代の男女(正社員)に「今後、管理職になりたいか」という質問をしました。
その結果、80%以上の人が「なりたくない」と回答しているデータがあります。
出典:マンパワーグループ調べ(8割超の一般社員が「管理職になりたくない」と回答。その理由とは?)
管理職になりたいくない理由は、次の3点です。
- 責任の重い仕事をしたくないから
- 報酬に不満があるから
- 仕事が忙しくなるから
順番に解説していきます。
1.責任の重い仕事をしたくない
責任の重い仕事はしたくないので、管理職になりたくありません。
役職が上がるほど、責任が重くなるからです。
日本の会社は、典型的なピラミッド型の組織構造になっています。
上に行けば行くほど、管理するべき範囲が増えて、責任も重くなりストレスも上昇します。

現在は少しづつではありますが、ピラミッド型の組織から、リーダーを囲むような丸い組織も増えてきてます。
こうした組織は、スタートアップ企業等に多い形態です。
意思決定の速さや、リーダーの手腕がダイレクトに発揮されます。
とは言え日本にはまだまだ現状、ピラミッド型の組織がほとんどなので、上に行けば行くほど、責任が重くなり自分の負担になります。
2.報酬が不満
管理職になっても、報酬面の不満があります。
管理職になっても、思ったより収入がUPしないからです。
管理職になり役職が付くと、時間外手当が適用外になる場合があります。
勿論、役職手当等のその他の手当は支給されると思いますが、思ったより収入が上がらないのが現状です。
繁忙期があったりする仕事だと、逆に繁忙期の給料が下がったりすることもあります。
これに関しては、報酬以上に「やりがい」を求める人もいると思います。

肝心なのは、「報酬」と「やりがい」のバランスだと思いますが、多くの中小企業の管理職はかなり会社の為に、消耗しているかなと思います。
管理職になっても、負担以上に上がらない収入に不満を感じる人が多いです。
管理職の給料の現状を知りたい人は、「【管理職の給料】現役部長の僕が実情を告白します!」を参考にしてみて下さい。
3.仕事が忙しくなる
管理職になると、単純に仕事が忙しくなります。
平社員の時代と違って、マネジメントの能力を求められるからです。
例えば、人事異動があり、ある日付けから、「課長」に昇格したとします。
今までは、自分の業務を一生懸命こなしていたのに、今度は急に部下やチームのマネジメントを求められます。
辞令という紙切れ一枚で、人は変われませんよ。

勿論、ある程度の管理職研修等を実施した後に管理職に任命する会社もあります。
とは言え、そんな会社はTV の世界の様な超大手企業や公務員くらいだと思います。
場合によっては、色々勉強しながら悩みながら、マネジメントの能力を付けていく必要がある為、かなりの不可がかかります。
管理職にならずに自分らしく働く未来

管理職にならずに働くと、どの様な未来があるか解説します。
ポイントは次の3点です。
- ストレスが激減する
- 専門分野で活躍できる
- 転職して別の環境で働く
順番に解説していきます。
ストレスが激減する
管理職にならないと、ストレスが激減します。
管理職の仕事であるマネジメントはストレスが溜まるからです。
管理職になると、メンバーの成長や仕事の成果にも責任を持たなくてはなりません。
厳しい目標を提示したり指導したりする機会もあります。
メンバーであった頃と比べると、責任は段違いです。
管理職のストレスは、かなり精神を疲弊させます。
そんなのは、職場の雰囲気次第だよ。

とはいえ、ピラミッド型の組織だと上に行く程、管理する部下の人数も増えます。
管理職にならなければ、マネジメントのストレスを感じることはないです。
専門分野で活躍できる
管理職にならずに自分の得意な専門分野で仕事を続けることができます。
組織に所属する働き方の、「メンバーシップ雇用」だと、良く言えば「何でも屋」 が良しとされます。
しかし最近は、自分の専門性を売りにする、「ジョブ型」の雇用に移行しつつあります。
そもそも野心があるタイプではなく、マイペースで楽しく仕事ができればいいと考えるような人は、自分の得意な専門分野で活躍することができます。
転職して別の環境で働く
管理職にならずに、自分の専門性を生かして転職できます。
専門的なスキルがあれば、転職は簡単だからです。
まだまだ転職に対してマイナスのイメージを持っている人が多いかもしれません。
昨今は報道でもあるように、「45歳リストラ」、「終身雇用の崩壊」が叫ばれています。
欧米のように、職場を変えることへの抵抗も無くなっています。
それは、大企業の動きで自分の働く中小企業には関係ないと思いがちです。
IT技術が発達した現代では地域格差は徐々に無くなってます。
「45歳リストラ」、「終身雇用の崩壊」が一般化するのも時間の問題です。

今の職場で自分のスキルが活かせないと思うなら、自分を生かせる職場へ転職を検討しましょう。
自分には専門性なんてないよ。


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管理職にならずにプライベートを充実させる2つの方法

管理職は、どうしても会社を最優先に考える必要があります。
しかし一般社員は違いますよね。
仕事をキッチリこなせば、プライベートの時間は完全に仕事を忘れて楽しめます。
プライベートを充実させるポイントは、次の2点です。
- 時間の確保
- 趣味を持つ
順番に解説していきます。
1.時間の確保
まずは、自由な時間を確保しましょう。
プライベートを充実させようにも、自由な時間がないとはじまらないからです。
日々の仕事の中で、節約効果のある時間
- 通勤時間
- 残業時間
通勤時間
総務省統計局の平成28年社会生活基本調査の結果によると、通勤時間の平均は、男性で1時間26分(片道43分)、女性で1時間7分(片道33.5分)です。
この時間を少しでも減らすことが出来れば、時間の確保は容易になります。
具体的な策としては、職場の近くへ引っ越すという手段があります。
しかし職場の近くは家賃が高い、という意見もあると思います。
少しくらい家賃が上がっても、時間を確保できるなら全然OKです。

仮に、通勤時間を30分縮めることができると、月の出勤日が20日だったとすると、月に10時間できますのでその効果は大きいです。
残業時間
日本人の平均残業時間は月に47時間という統計があります。
働き方改革が叫ばれて、最近ではかなり残業は少なくなりました。
とは言え、現場ではまだまだある程度の残業が必要とされてます。
残業をしないと、給料が不満なんですよ。

確かにそう言った意見もあると思います。
しかし月の残業時間が平均並だったとすると、それを半分にするだけで、月に20時間が確保できます。

時間は、誰にでも平等に与えられた物です。 僕は、「Time is money」だと思ってますので、確保した時間でプラベートを充実させましょう。
2.趣味を持つ
時間を確保した後は、何か趣味を持ちましょう。
没頭できる趣味を持つことで、仕事以外の時間を充実させることができるからです。
定番の趣味
- 読書
- ジョギング
上記の2つは習慣化しておいて、絶対に損は無い趣味です。
とは言え、プライベートの時間くらい難しいことを考えずに、ゆっくりしたいという意見もあると思います。
勿論、プライベートの時間なので、リフレッシュも大切です。
スマホを見ていると、つい時間が経つのを忘れてしまいます。
大切なのはバランスなので、せっかく確保した時間を有効に活用しましょう。

プライベートの時間を上手く自己投資に活用することで、自分のスキルをUPさせ、管理職にならなくても豊かな人生が過ごせます。
まとめ:管理職にならずに自分らしく働いてプライベートを充実させる

記事のポイントをまとめます。
管理職にならずに自分らしく働いてプライベートを充実させる方法です。
- 責任の重い仕事はしたくないので管理職になりたくありません
- 管理職になっても、報酬面の不満があります
- 管理職になると、単純に仕事がキツくなります
- 管理職にならないと仕事からのストレスは、激減します
- 管理職にならずに自分の得意な専門分野で仕事を続けることができます
- 管理職にならずに、自分の専門性を生かして転職もできます
- プライベートを充実させるには、自由な時間を確保しましょう
- プライベートを充実させるには、何か趣味を持ちましょう
本記事が、管理職にならずに楽に働きたい人の手助けになれば幸いです。