管理職なりたくない

【部下喋らなくなった】原因は管理職にある!上司がとるべき行動とは?

【部下喋らなくなった】原因は管理職にある!上司がとるべき行動とは? アイキャッチ

部下が最近喋らなくなったんですよ。

嫌われてしまったのかな?理由が知りたいな。

とは言え、仕事で成果を出したいので上手く対処しないと。

相談者さん

部下が喋らなくなる時は、基本的に良いことはありません。

貝に閉じこもるようなイメージで、何か理由で自分の身を守っている状態です。

ダメな管理職は必ずといっていいほど見てみぬふりをしています。

必要以上に喋らないし、あまり目も合わせてもらえません。

なんだか最近、部下と距離を感じてます。

相談者さん
ふじた部長

正直話しかけづらい雰囲気だけど、その状態を見過ごすと、最後に待っているの『退職』の二文字です。

管理職は自分の仕事は勿論ですが、部署をマネジメントして仕事で成果を出すことが指名です。

その為には、部下との良好な関係の構築は必須になります。

部下としては、何かしらの不満があり、沈黙という形で表現しています。

何か改善して欲しいことがある場合がほとんどです。

ふじた部長

大事なのは、しっかりできる限り対応するということ。

しっかりと対応して、大切な部下を辞めさせないようにしましょう。

そこで今回は、部下が喋らなくなった理由と、部下が喋らなくなった時の対処法を紹介していきます。

本記事で解決できるお悩み

  • 部下が喋らなくなった理由を知りたい
  • 部下が喋らなくなった時の対処法を知りたい
  • 喋らなくなった部下とうまく付き合うコツを知りたい

この記事を読めば、喋らなくなった部下と上手く付き合うコツを知ることができます。

何故?部下が喋らなくなった?理由は4つ!

何故?部下が喋らなくなった?理由は4つ!
ふじた部長

部下が急に喋らなくなると、上司としては色々考えていまいますよね。

部下が喋らなくなる理由は、次の4点です。

  1. 上司や会社に対する信頼を失っているから
  2. 家庭やプライベートで問題を抱えているから
  3. 仕事に対する意欲を失っているから
  4. 転職、退職を考えているから

順番に解説していきます。

1.上司や会社に対して信頼を無くした状態になると喋らなくなる

部下が上司にだけ喋らなくなったのなら、上司や会社に対する信頼を失っているのかもしれません。

待遇や仕事内容に不満があっても、上司に直接言える部下は少ないですよね。

ほとんどの部下は、黙って耐えるしかないのが現状だからです。

上司として不適な行動や言動がなかった等見直してみましょう。

自分の取った行動がいつもと同じだったしても、部下にとっては大きな出来事というのはよくあります。

ふじた部長

私自身、週のはじめや月はじめ等、繁忙な時は部下への対応はがかなり煩雑だと反省しています。

管理職の仕事は非常に激務なので、忙しいのは分かります。

ですので、その後手の空いた時にしっかり対応する等のアフターフォローが大切です。

部下が喋らなくなる原因の一つとして、上司が信頼できなくなったり、上司を見限っているケースがあげられます。

管理職としての自分の行動や言動を見直し、不適切だと思う点については素直に謝罪する器の大きさも必要になります。

親身になって話しを聞き、出来ることはスピード感を持って対応することが信頼される上司になるために大切です。

2.家庭やプライベートで問題があり口を閉ざしてしまった

プライベートで問題が起きている場合、喋らなくなることがあります。

頭の中がその問題でいっぱいになり、仕事が手につかない状態も考えられるからです。

ふじた部長

少しドライかもしれませんがプライベートな悩みであれば、本人が解決すべき問題です。

上司としては、部下のプライベートな部分には足を踏み入れたくはありません。

部下としても、上司に入ってきて欲しくないと考えているはずです。

しかし通常の業務支障があるようであれば何かしらの対策は必要になります。

普段から、プライベートな話ができる間柄であれば、悩みを聞くこともできます。

家庭やプライベートの問題というのは、人によってはメンタルの不調に陥ることもあります。

ふじた部長

プライベートな感情を職場に持ち込んで欲しくはないですが、そこは人間なかなか感情のコントロールができないもの。

日頃からの部下とのコミュニケーションが大切になります。

上司という立場上、話しかけづらいと思われがちです。

部下に親近感を持たれるコミュニケーションについては、「【話しかけづらい上司】親近感を持たれるコミュニケーションとは?」を参考にしてみて下さい。

3.仕事に対する意欲を失って喋らなくなった

部下が喋らなくなった原因は今の仕事がつまらなくなったからかもしれません。

仕事の質が悪い場合や、部下にとって難しすぎるもしくは簡単すぎるという感じで理由は様々あります。

本人で解決すべき問題の場合もあるかもしれませんが、喋らなくなるほどであれば緊急事態です。

給料やボーナスの査定で、自分が思ったほど評価されなかった場合に意欲を失うということもあります。

ふじた部長

普段から仕事を頑張ってきた結果、ある日突然プツンと糸が切れてしまうというのはよくあるパターンです。

そしてこの様な部下は総じて優秀な人が多いので、少し裁量権を持たせて自由度を上げてみるとやりがいを感じてくれます。

厳しい場合は部下の仕事ぶりを褒めるたり、評価する、お客様からのコメントを拾って伝える等というアプローチも良いです。

4.退職を考えているので喋らなくなった

部下が退職を考えている時も喋らなくなる原因の1つです。

今の職場や上司、同僚などに何らかの不満を感じて退職を検討している場合、うかつに口を滑らせまいと喋らないようにしている可能性があります。

最近は、転職エージェントを利用して転職活動をする人も多いので、円満に退職できるようアドバイスされている人もいます。

手遅れかもしれませんが、退職を考えている原因を突きとめて、動いてみるしかないです。

ふじた部長

何が問題で退職に至ったのかを聞いておくと、今後のマネジメントの参考になります。

上司としては、部下の退職というのは歓迎するべきことではないですが、組織のことを見直す良い機会になります。

部下が退職という決断をするまでに、上司や会社への不満、人間関係の悩み、仕事内容に関する悩み等、色々な思いがあったはずです。

管理職として、事前に部下の思いを感じ取る必要があります。

日頃から部下や部署全体に目配り気配りが大切になります。

部下が喋らなくなった時どうする?

部下が喋らなくなった時どうする?

部下が喋らなくなった時って、どうしたら良いかな?

上手く対処して仕事を円滑に進めたいんだけど。

相談者さん
ふじた部長

恐らく、部下が喋らなくなる前に何かしら前兆があったのではないかと思います。

時間はかかりますが、自分の普段の言動を見直し、部下からの信頼を徐々に取り戻すしかありません。

喋らなくなった部下に対して上司ができることは、次の3点です。

  1. 上司である自分自身を見直す
  2. 部下とのコミュケーションを見直す
  3. 部下の仕事内容を見直す

順番に解説していきます。

上司である自分自身の行動や言動を見つめ直しましょう

部下側に何かを求める前に、上司である自分の行動を見直しましょう。

深い意味はない行動や言動が、部下を傷つけていることもあるからです。

下手をすると親子ほど歳の離れた上司と部下の関係においては、ジェネレーションギャップなんて当たり前ですよね。

上司の世代では当然ということが、部下の世代には非常識と取られることもあります。

上司としても、部下に気をつかいながら接しているんだけどな。

相談者さん

この記事を読んで下さっているような優秀な上司の方は、部下との接し方に気を使っていらっしゃると思います。

パワハラをはじめ、各種ハラスメントが社会的に問題視されているからです。

ふじた部長

自分を見つめ直すチェックポイントをまとめました。

上司としての自分を見つめ直すチェックポイント

      

  • 上司としての発言と行動が一致しているか?
  • 高圧的な言動を取っていないか?
  • 最近部下を褒めたことがあるか?
  • 感謝の気持ちを言葉で伝えているか?
  • 部下にどう思われるかを気にし過ぎていないか?

毎日忙しく働いていると忘れがちですが、言わなくても分かるだろう?と思わずに、言葉で直接伝えることが大切です。

ふじた部長

SNSが普及した現在では、言葉で伝えることが希薄になってしまいます。

そんな時こそ言葉で直接伝えることは大切なコミュニケーションです。

部下とのコミュニケーションを見直しましょう

喋らなくなってしまった部下に積極的に声をかけるのは大切になります。

部下が喋らないので、そのまま放置してズルズルいくと、職場の雰囲気も悪くなるからです。

仕事で良い結果も期待できません。

部下が退職なんてことになると、困るのは上司であるあなたです。

飲み会や食事に連れていく事も有効的な場合もありますが部下に気持ち次第になります。

仕事以外の時間で上司や会社の人と関わりたくないと考える人も多いからです。

上司に飲み会に誘われた時の部下の気持ちについては、「【上司に飲み会に誘われた】管理職も納得!嫌われない断り方とは?」を参考にしてみて下さい。

ふじた部長

部下とのコミュニケーションを見直す際に大切なのは、上司の聞く態度です。

部下の話を聞くときは、手を止め、おへそを相手のほうに向け、目を見て、相槌を打ちながら聞くのが基本です。

決して相手を変えようとせず、部下のために何をしてあげられるのかを考える。

部下の要望を聞いてそれに応じたとしても、上司であるあなた自身に実害がほとんどないはずです。

それでも上層部からのあれこれ言われるのは嫌だな。

相談者さん

そう言った意見もあると思います。

部署をマネジメントするうえで、ある程度部下の要望にも応えるのは大切です。

我慢させてばかりでは不満も溜まります。

GIVE &TAKEのバランスが取れていれば、上司や会社への信頼度も増し仕事が円滑に進みます。

仕事のやりがいを持ってもらう為、部下に新しい仕事を任せる

新しい仕事を任せてみるとか、いつもと違った体験をさせるのは有効です。

人は役割を与えられると、それにふさわしい人間になろうとします。

まずは、小規模な仕事を任せるなどして、成功体験を積ませましょう。

ふじた部長

成功体験は重ねるごとに自信へと変わりますし、自信がもてるようになった部下は職場内での存在感も増します。

とは言え、失敗して自信を失ってしまうと逆効果になってしまいます。

部下が成功体験を得る事ができる適度な難易度の仕事を選ぶことと、上司のフォローは必須になります。

上司って、結構大変なんですね。

相談者さん
ふじた部長

上司の仕事は組織のマネジメントと部下の育成です。

プレイイングマネージャーが多い日本の会社では、部下との関わりに悩んでいる上司は多いですよ。

部下に役割を与えて部下がやっている仕事がいかに大切で、意味のあることかを日頃から伝えましょう。

優秀な管理職になるためにおすすめ本12冊

優秀な管理職になるためにオススメ本12冊

「優秀な管理職になるためのおすすめの本を知りたい」

優秀な管理職になるためにおすすめの本は、次の12冊です。

順番に解説していきます。

1.リーダーの仮面

タイトルリーダーの仮面
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書安藤 広大
出版社ダイヤモンド社

2021年に最も売れたリーダーシップ論書です。

1人のプレイヤーからリーダーになるために必要な思考が詰まっています。

カリスマ性も人間的な魅力も不要、本当に求められるリーダースキルを知ることができる1冊。

2.リーダーになる人に知っておいてほしいこと

タイトルリーダーになる人に知っておいてほしいこと
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書松下 幸之助
出版社PHP研究所

パナソニックグループを創りあげた松下幸之助の松下政経塾。

塾生たち伝えつづけた思いと人間教育をベースに構成されています。

伝える物事の本質を見抜き、これからの日本を引っ張るリーダーに大切なことをまとめた1冊。

3.人を動かす

タイトル人を動かす
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書D・カーネギー 
出版社創元社

部下や後輩との接し方、どうしたら相手が納得してくれるか?気持ちよく動いてくれるか?

仕事環境での人間関係などの答えが詰まった1冊。

4.AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣

タイトルAI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書越川 慎司
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン

リーダーの行動、思考からAIが導き出した「トップ5%リーダーの共通点」を公開した本です。

チームの成果を最大化させる科学的に基づいたリーダーの習慣が詰まった1冊。

5.心理的安全性のつくりかた

タイトル心理的安全性のつくりかた
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書石井 遼介
出版社日本能率協会マネジメントセンター

多様性を受け入れることが、チームを最大化させるためには必要不可欠です。

個性を輝かせ、チームで学び成長するには、リーダーはどう動くべきか分かりやすく解説した1冊。

6.できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ

タイトルできるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書伊庭 正康
出版社PHP研究所

プレイヤーで優秀だからといって、リーダーでも優秀とは限らないです。

チームメンバーを成長させるながら、成果を最大化させるために必要な任せるコツとリーダーとしての振る舞いを知れる1冊。

7.誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命

タイトル誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書森岡 毅
出版社日経BP

リーダーシップとは才能ではありません。

誰でも身に付けることができるスキルの1つであり、誰もが最初から優秀なリーダーではありません。

著者の経験から導きだされたリーダーのスキルを知れる1冊。

8.「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

タイトル「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書岩田 松雄
出版社サンマーク出版

リーダーは必ずしも、仕事ができる必要はありません。

リーダーとは役割の1つで、任された役割をこなせば良いだけです。

この人なら任せたい、ついていきたいと思われる考え方が詰まった1冊。

9.やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力

タイトルやる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書迫 俊亮
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン

過去10年に渡って業績は右肩下がりでした。

本社からの無茶な指示に疲弊し、管理職が続々と欝で休職か退職する。

そんな典型的なブラック企業を救った若干29歳の方法が知れる1冊。

10.謙虚なリーダーシップ 1人のリーダーに依存しない組織をつくる

タイトル謙虚なリーダーシップ 1人のリーダーに依存しない組織をつくる
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書エドガー・H・シャイン
出版社英治出版

英雄的な1人のリーダーに頼るような組織は脆いです。

時代の変化に対応できなかったり、その人がいなくなると総崩れが起こります。

1人のリーダーに依存しないために必要な組織の文化を解説した1冊。

11.はじめての課長の教科書

タイトルはじめての課長の教科書
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書酒井 穣
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン

中間管理職の中でも「課長」というのは超重要なキーパーソンになります。

組織の情報を人を活性化させるポジションになるからです。

そんな重要ポジションである課長に必要な知識が詰まった1冊。

12.THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法

タイトルTHE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法
(クリックでAmazon購入ページへ)
著書ダニエル・コイル
出版社かんき出版

偉大なチームを作るために必要なことは何かを、成功例だけでなく失敗例からも学ぶことができる。

大きな成功を収めるチームには、いったいどんな秘密があるのかを教えてくれる1冊。

まとめ:部下が喋らなくなった理由と、部下が喋らなくなった時の対処法

まとめ:部下が喋らなくなった理由と、部下が喋らなくなった時の対処法

記事のポイントをまとめます。

部下が喋らなくなった理由と、部下が喋らなくなった時の対処法です。

  • 部下が上司にだけ喋らなくなったのなら、上司や会社に対する信頼を失っているのかもしれません
  • プライベートで問題が起きている場合、喋らなくなることがあります
  • 部下が喋らなくなった原因は今の仕事がつまらなくなったからかもしれません
  • 退職を考えているので喋らなくなった
  • 部下側に何かを求める前に、上司である自分の行動を見直しましょう
  • 喋らなくなってしまった部下に積極的に声をかけるのは大切になります
  • 新しい仕事を任せてみるとか、いつもと違った体験をさせるのは有効です

本記事が、喋らなくなった部下と上手く付き合う手助けになれば幸いです。

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