「上司が嫌いなんですよね」
「正直なるべく関わりたくありません」
「とはいえ上手くやらないとマズイな」
こんな悩みにお答えしていきます。
職場の上司と合わないと、会社に行くのも辛いです。
大手転職エージェントのマイナビ転職によると、「職場に嫌いな上司がいますか?(いましたか?)」とアンケートをとった結果、「いる」と答えたのは全体の73.5%になります。
嫌いな上司がいる場合「①転職する」「②今の職場で頑張る」この2つの選択肢になります。
万一あなたが、上司が嫌いすぎて病んでしまいそうと考えているなら、即転職をおすすめします。
仕事が原因でうつ病などの精神障害を患い労災認定されたのは件数は、629件で2021年は過去最多と発表されているからです。
転職に対するマイナスなイメージを持つ年配の方はいらっしゃいますが、会社のために自分を犠牲にする必要はありません。
とはいえ、給料の問題、通勤の問題、家庭の事情等、なんだかんだ言っても転職はできない人は多いでしょう。
そうであれば今の環境でなるべくストレスを減らすしかないありません。
そこでこの記事では
- 嫌いな上司の特徴
- 嫌いな上司が相手でもNGな行動
- 嫌いな上司とうまく付き合うコツ
を詳しく説明していきます。
ぜひこの記事を参考に、嫌いな上司と上手く付き合って職場でのストレスを減らしていきましょう。
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こんな上司は嫌い!4つの特徴
職場だけに限らず、人間関係の悩みはどこにでもありますが、相手が上司となると悩みは深いです。
上司ガチャの言葉があるように、自分の上司がどんな人なのかは運の要素があります。
しかし嫌われる上司は、共通した特徴があります。
共感できる部分が多いので、知っておけば自分が上司の立場になった時に役に立ちます。
嫌いと感じる上司の特徴は、次の4点です。
- すぐ感情的になる
- 無責任・無関心
- 仕事ができない
- 話し方・話す内容
一つずつ見ていきましょう。
1.すぐ感情的になる
自分の気に食わないことがあるとすぐ感情的になって怒るような上司です。
感情をそのままストレートに出してくる上司は、職場の雰囲気を悪くします。
自分の想定外の出来事に対応する能力が低く、自分の思い通りにならないと不機嫌になったり、部下に冷たく当たったりします。
我慢できない性格は人間的にも問題があるといえます。
上司には上司なりの考えがあるのでは?と意見もあると思いますが、仕事中は大人な対応をしてほしいものです。
その時の機嫌で対応を変えるような上司に、不信感や嫌悪感を抱くのは当然でしょう。
信用できない管理職については、関連記事「【信用できない上司】特徴と対処法を教えます!それでも辛いなら転職も視野に入れよう!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
2.無責任・無関心
仕事に無責任だったり、部下の行動無関心な上司です。
自分上司の仕事として一番大切なことは、責任をとることだからです。
しかし、都合が悪くなると責任から逃げる上司も存在します。
部下が最前線で一生懸命働いているのに、敵前逃亡するような上司は問題があります。
上司にとっては、沢山いる部下の中の1人でも、部下にとっては上司は1人であることを忘れてはいけません。
僕の直属の上司である、常務取締役も典型的な無責任上司です。
苦情の電話や事故が発生すると、敏感に察知して逃げます。
その為、様々なことを部長である僕が処理してます。
部署内ほとんどの人が、常務取締役に対する不信感を抱いています。
常務取締役の言い分は、自分は最終決定者だから自分が動ないほうが良いものです。
とは言え、部署のみんなはそうは思っておらず、大きな溝は生まれています。
上司としての責任から逃げてその時は良いかもしれませんが、長い目で見ると部下から嫌われるのでデメリットしかありません。
管理職の責任については、関連記事「【管理職は辛いですよね!】責任・プレッシャー管理職を襲う様々な悩みを現役部長が解説します!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
3.仕事ができない
仕事ができない、仕事態度が尊敬できないような上司です。
実績や権威性がない上司に付いていく気にはなりません。
過去の栄光や経験、自分の考えに固執していたり、優柔不断で頼りにならなかったりする上司です。
そういう人がリーダーだと部署全体が良くない方向に向かいます。
単純に仕事内容を評価されての出世した人は、特にマネジメントが苦手です。
日本の管理職の多くは、プレイイングマネージャーで、部下のマネジメント以外にも自分の仕事も抱えているのも原因でしょう。
仕事ができないような上司に付いていく気にはなりません。
仕事ができない上司については、関連記事「【どこの会社にもいる】仕事ができない上司に疲弊!現役部長が上手な付き合い方を教えます」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
4.話し方・話す内容
高圧的な話し方や嫌味な話し方をする上司がいます。
やたらマイナス思考であったり、人の悪口を言うような上司も嫌われるでしょう。
マイナス発言が多い上司の下では、士気も上がりません。
上司は、立場上部下の士気を上げて仕事を円滑にする必要があります。
部下を追い詰めるような態度を無意識にやっている場合もありますが、部下からの進言に対して否定的な言葉から入る上司はNGです。
たとえ部下の進言内容が微妙であっても、まずは進言してくれた事への感謝するべきでしょう。
部下の進言にも「いいね!」っと言ってくれるポジティブな上司だと職場の雰囲気も良くなります。
成長に繋がる注意であれば厳しい指摘も必要ですが、人の欠点ばかり探すような上司は問題があります。
上司の話し方、話す内容は部署全体の雰囲気にも影響します。
ネチネチした陰湿な上司は嫌いですし、一緒には働きたくありません。
嫌いな上司が相手でもNGな行動3選
自分の上司を嫌っている人は多いです。
とはいえ、相手は上司なので嫌われても良いことはありません。
会社組織においての上司の力は大きいからです。
上司との不仲は退職する理由にもなります。
嫌いな上司が相手でもNGな行動は、次の3点です。
- 態度に出す
- 陰口・悪口を言う
- 仕事を怠る
それぞれ詳しくみていきます。
1.態度に出す
たとえ嫌いでも相手は上司、無視をしたり態度に出してはいけません。
嫌悪感は相手にも伝わりますし、伝われば相手も面白くないからです。
嫌いな空気感が相手に伝わると、段々とあいさつもしなくなり、なんだか気まずい雰囲気になるのは良くあります。
とはいえ、態度に出さないのはなかなか難しいと意見もあるでしょう。
大切なのは適度な距離感を保ち、仕事には影響を及ぼさない関係を維持させることです。
露骨に態度に出すと敵とみなされるので、周りの人と同じ態度で接するようにしましょう。
管理職から見た苦手な部下については、関連記事「【苦手な部下がいる!】管理職歴17年の現役部長が対処法を教えます!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
2.陰口・悪口を言う
社内で嫌いな上司の悪口を言うのもおすすめしません。
どこから情報が漏れるか後に分かりませんし、のちに自分の身に降りかかる恐れもあります。
仮にSNS等であっても、最終的には本人の特定が可能なので止めておきましょう。
インターネット上の誹謗中傷にかかわる法律も少しずつではありますが改正の流れにあり、これまで法定刑が軽かった侮辱罪についても厳罰化する流れになっています。
とはいえ、どこかにはけ口が欲しい意見もあると思います。
どうしても悪口を言いたい場合は、会社と繋がることのない家族といる時だけしましょう。
上司に限らずですが、他人の悪口等は、言わないに越したことはありません。
会社は閉鎖的な空間なので、一般的に見たらおかしい風習に気づきにくいです。
特に長年同じ会社にいると盲目的になってしまいます。
もし会社に対して疑問を感じているなら、情報収集だけはしておいて損はありません。
おすすめの転職エージェントについては、関連記事「【2024年最新版】おすすめ転職エージェントまとめ 人事歴18年の僕が教えます!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
3.仕事を怠る
上司が嫌いでやる気が出ないとはいえ、自分の仕事はキッチリしましょう。
あくまで仕事なので、自分の仕事をこなすのは当然の義務だからです。
「上司の言うことは聞いてられないよ」と指示に従わなかったり、スルーしたりする人がいます。
上司の立場からすると、自分のことを嫌っている感じの悪い部下で、勤務態度も悪いとなると救いようがありません。
人事や賞与の査定等で、不遇の扱いを受ける危険もあります。
仕事をサボるのはNGですが、少しリフレッシュするなら平日に有給を取るのはおすすめです。
家族には有給と言わずに、普通に出勤するふりをして1日ゆっくり自分の為に時間を使ってリフレッシュしましょう。
自分の仕事を責任を持ってこなすのは社会人の当然の義務ですが、たまには休む思考も大切です。
休めない管理職の現状については、関連記事「【休めない】管理職に休憩時間はないのか?ヤバイ会社から早めに逃げよう!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
嫌いな上司とうまく付き合う4つのコツ
嫌いだなと思いつつも、相手は上司なのでうまく付き合う必要があります。
今の職場で仕事を続ける前提だと、自分が異動になるか上司が異動になるまでは関わる必要があるからです。
上司の更に上の上司に相談する方法もありますが、人の手を借りずに自分で解決可能な方法を紹介します。
嫌いな上司うまく付き合うコツは、次の4点です。
- 言葉を聞き流す
- 距離をとる
- 見る目を改める
- 仕事で結果を出す
順番に解説していきます。
1.言葉を聞き流す
業務上必要なやりとり以外は、嫌いな上司の発言は聞き流しましょう。
不必要な会話をしないことで余計なストレスを感じることがなくなるからです。
聞き流すと言っても、無視することではないので注意してください。
あくまで表向きは、丁寧に接することがポイントになります。
「嫌い」な感情が先行してしまうと、なかなか冷静な対処が難しいです。
「あんなタイプの人もいるよね」と半分諦めのような境地に達すると、気にならなくなります。
お地蔵様みたいな精神で、嫌いな上司の言葉は聞き流しましょう。
上司と話したくない時の対処法については、関連記事「【上司と話したくない!】現役の部長直伝!対処法とNG行動を一挙紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
2.距離をとる
嫌いな上司とは一定の距離をキープしましょう。
業務の指示を仰いだり相談をしたりする時以外は、無駄に関わらないようするのがおすすめです。
関わる時間を一秒でも少なくすれば、ストレスを軽減できます。
可能であれば、やり取りをメールやチャットを使うのも有効な手段です。
とはいえ、上司はIT関係にはサッパリでインターネット見る程度の人もいます。
昔ながらの考えの上司は、やたらとコミュニケーションを取りたがります。
特に飲みにケーションが好きなことが多いので、苦手な場合は飲み会に誘われても上手く断りましょう。
上司と部下の立場上、全く関わりを持たないようにすることは難しいです。
なるべく距離を取り、接する機会を減らすことでストレスを減らすことができます。
飲み会に誘われた時の上手な断り方については、関連記事「【上司に飲み会に誘われた】管理職も納得!嫌われない断り方とは?」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
3.見る目を改める
嫌いな上司の悪いところではなく長所に目を向けてみましょう。
長所に目を向けて見る目が変われば、嫌いな上司に対して苦手意識が薄れるからです。
「相手のことを認める」と類似していますが「自分はあのような上司になってはいけない」と反面教師にして割り切りましょう。
とはいえ、嫌いな上司の長所を探すのは大変かもしれません。
そもそも嫌いなので、マイナスの評価からスタートしているからです。
おすすめの方法は、短所を長所に言い換えることです。
「細かくて神経質な上司」なら「丁寧な仕事ぶりでミスが少ない上司」と良い言葉に置き換えてみましょう。
相手の長所に目を向ける考えは、様々な人間関係のシーンで応用できます。
4.仕事で結果出す
仕事に集中して結果を出しましょう。
仕事で結果を出してくれる部下は、上司にとって貴重な人材だからです。
優秀な部下に辞められては困りますし、部下が出した結果は部署全体の評価UPに繋がり、更には上司の評価UPになります。
とはいえ、会社はあくまで組織なので、上司の指示に従う必要があります。
最初は自分にできる業務は限られていますが、与えられて業務をしっかりこなしていきましょう。
自分の役割の中で、一工夫加えて仕事を仕上げることができれば一目置かれる存在になるはずです。
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