「部下と接するのが怖いんです」
「どのように接して良いかわかりません」
こんな悩みにお答えしていきます。
部下を怖いと感じてしまい、気を使ってしまうことあります。
理由は「部下が優秀だから」「部下に揚げ足を取られそうだから」「部下に無能と思われそうだから」等、色々でしょう。
しかし上司が部下より優秀である必要はないので安心してください。
サッカーや野球の監督が、必ずしも選手より優秀である必要がないのと同じです。
大切なのはマネジメントする力で、プレイヤーとしての部下と同じ土俵で戦う必要はありません。
上司部下の関係性をあるべき姿にすることで、部下を怖いと感じることはないでしょう。
そこでこの記事では
- 部下を怖いと感じる理由
- 怖い部下の対処法
を詳しく説明していきます。
ぜひこの記事を参考に、怖いと感じる部下ともしっかり対処して成果が出せる管理職を目指しましょう。
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部下を怖いと感じる3つの理由
会社には沢山の人がいますので、性格的に合う人や生理的に合わない人がいるのは当然です。
いっそこんな部下いなくなって欲しいが、辞められると困ると考えています。
とはいえ、管理職は立場上どんな部下にもうまく対応してマネジメントする必要があります。
部下を怖いと感じる理由は、次の3点です。
- 部下が優秀だから
- 部下の本心が分からないから
- 注意すると態度が豹変するから
一つずつ見ていきましょう。
1.部下が優秀だから
優秀な部下を持っている管理職は、部下の事を怖いと感じる人が多いです。
部署内でも圧倒的な成果を出しているような社員は、他の社員への影響力もあり人望があります。
いつか自分のポジションが奪われるのでは?と不安に感じてしまうかもしれません。
また人事異動で配属された管理職より長くその仕事をしているので、部署の業務に関して詳しい場合もあります。
年齢も役職も下なので、必要以上に意識する必要はありません。
とはいえ、頭の回転が速い優秀な部下には、全てを見透かされているような感覚になります。
無能な管理職と思われているかもしれない怖さを感じてしまいます。
2.部下の本心が分からないから
部下の本心が分からないと怖いです。
誰でも正体がわからない物には恐怖を感じてしまいます。
こちらが話しかけてもあまり会話が続かず、上手くコミュニケーションが取れない部下がいます。
こちらが話しかけても、素っ気ない返答で内心どう思っているのかわかりません。
最近は職場で和気あいあいな雰囲気は求めない人が増えてます。
仕事とプライベートをキッチリ分けて考える人が多いからです。
部下の本心が分からず怖いと感じてしまいます。
上司世代が大好きな「飲みニケーション」も通じないので関わり方に悩むでしょう。
上司からの飲み会の誘いを断る部下の心理については、関連記事「【上司に飲み会に誘われた】管理職も納得!嫌われない断り方とは?」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
3.注意すると態度が豹変するから
注意すると態度が豹変する部下は怖いです。
注意した途端に急に素っ気ない態度になったり、目を合わせなくなったする部下がいます。
キチンと筋の通った注意にも関わらず、注意されたことに反発された経験ありませんか?
管理職側の言い方や態度に問題がある場合は仕方ありませんが、単純に社会人として問題があります。
プライドが高く、今まであまり怒られなれていない人に多いです。
そもそも組織の上下関係を理解していません。
管理職として部下への注意は必要ですが、注意を受けて態度を豹変させる部下は怖いです。
怖いと感じる部下への対処法3選
部下が怖いとは言え、管理職なので部署をうまくマネジメントする必要があります。
仕事でキチンと成果を出していく為にも、怖い部下ともしっかり対処していきましょう。
怖い部下の対処法は、次の3点です。
- 毅然とした態度で接する
- コミュニケーションをとる
- なるべく関わらない
それぞれ詳しくみていきます。
1.毅然とした態度で接する
どんな部下であれ毅然とした態度で接しましょう。
会社はピラミッド型の組織なので、上司が部下より優位にいることは変わらない真実だからです。
上司には、人事の権限や、仕事の割り振り、賞与の査定等、かなり多くの権限があります。
反抗的な態度を取っても部下にメリットはありません。
権力を振りかざすような行為はNGですが、上司としての適切な態度を言動を心がけましょう。
管理職は、時に嫌な仕事をしなければならない時もあります。
怖いな、苦手だなと思う部下にも毅然とした態度で向き合うことが信頼される上司になる第一歩です。
部下から信頼される理想の上司の特徴は、関連記事「【誰もが憧れる】理想の上司の特徴!ダメな管理職にならない為のポイント」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
2.コミュニケーションをとる
怖いな苦手な部下にこそ、しっかりコミュニケーションをとりましょう。
こちらが怖いと感じていると、その気持ちは相手にも伝わるものだからです。
すでに冷戦状態でコミュニケーションが難しい部下がいます。
具体的に何かあった訳ではないのに、何となく苦手意識を持っています。
基本的なことですが、挨拶が一番簡単なコミュニケーションです。
朝や帰りの挨拶を積極的にしたり、廊下ですれ違った時に声をかけたりしてみましょう。
流石に上司から挨拶されて無視する部下はいません。
素っ気ない態度にもへこたれず、コツコツ継続することがポイントです。
いずれ小さな会話の糸口が見つかるでしょう。
部下とのコミュニケーションに悩んでいる人については、関連記事「【部下喋らなくなった】原因は管理職にある!上司がとるべき行動とは?」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
3.なるべく関わらない
怖いと感じる部下となるべく関わらないようにしましょう。
単純に距離をとって接する機会を減らすことができるからです。
しかし無視をしたり、業務上に不利益なことをする意味ではありません。
あくまで管理職としての仕事はやりつつも、不必要なコミュニケーションを取らないイメージです。
とはいえ、あまり前向きな対処法ではありません。
このまま続けても、良好な上司と部下の関係を築くのは難しいです。
異動が決まっていて、時間的考えてもこれ以上改善しても仕方ない場合には有効な方法といえます。
怖い部下の行動は逆パワハラかも
パワハラは、上司から部下だけにおこるものではありません。
最近は、立場が下のほうからのいわゆる逆パワハラがあります。
この逆パワハラに関しては、上司のプライドもあるのであまり表沙汰になりません。
とは言え、モンスター部下による逆パワハラに悩む管理職は沢山います。
パワーハラスメントの定義は下記の通りです。
- 職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であること
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えたものであること
- 労働者の就業環境が害されるものであること
逆パワハラに当てはめて考えると下記の通りです。
- 部下が自身の立場を利用した言動であること
- 業務上必要な範囲を超えた仕事内容であること
- 上司の働く環境に影響を与えていること
実際にあった逆パワハラの事例を紹介します。
「新しく配属された営業所で、部下が指示に従わなかったり無視をされました」
「部下が集団になって悪口を言いふらすなどして誹謗中傷され精神的に病んでしまいました」
ハラスメントを理由に、精神的に病んでしまう人や、最悪の場合自殺に追い込まれる人もいます。
実際の現場では、ハラスメントギリギリな内容も沢山あります。
ハラスメントでは?と思った時際にやるべきことは下記の通りです。
- 証拠を残す
- 労働局や弁護士等の社外の人に相談する
社内に相談間口等、形式的に設置されていますが、実際に機能していないことがほとんどです。
自分の身は自分で守りましょう。
何の際にも、証拠がなければ話になりません。
ペンタイプのボイスレコーダーであれば、目立たないのでおすすめです。
部下からのパワハラが起対処法については、関連記事「【部下からのパワハラ】逆パワハラはなぜ起こる?悩める管理職向けの対処法を教えます!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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